K’s diary

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Homebrewコマンドリストをまとめた

はじめに

前回、Homebrewについて調べたことをまとめました。

今回は、Homebrewコマンドリストをまとめました。

Homebrewコマンドあれこれ

パッケージのインストール系

コマンド 概要
【インストール系】
brew install パッケージ名 パッケージのインストール
brew uninstall パッケージ名 パッケージのアンインストール
brew remove パッケージ名 パッケージのファイル削除
【アップデート系】
brew update Homebrew本体のアップデート
brew upgrade Homebrewとライブラリの再ビルド
【探す系】
brew search パッケージ名 インストール可能なパッケージを検索
brew list インストール済みパッケージを一覧表示
【確認系】
brew --config brewに関連する設定の確認
brew info パッケージ名 パッケージのバージョン確認
brew services list パッケージツールの起動状況確認
brew doctor brewに関連する問題の検出
brew deps パッケージの依存関係の確認
【パス確認系】
brew --preix prefix(「usr/local」など)のパス表示
brew --celler celler(ライブラリ本体の格納先)のパス表示
【切り替え系】
brew switch パッケージ名 バージョン パッケージのバージョン切り替え
brew link パッケージ名 パッケージの有効化
brew unlink パッケージ名 パッケージの無効化
【お掃除系】
brew prune デッドシンボルリンクの削除
brew outdated 更新された不要なライブラリの検出
brew cleanup キャッシュを削除して容量を空ける

その他にも様々なコマンドやオプショが用意されています。気になるかたは色々と調べてみましょう。

具体的な使用例

ここでは具体的な使用例を紹介します。あくまで基本的コマンドの例ですので参考程度に、実際にはそれぞれの使い方に合わせて下さい。

MySQLをインストールする

$ brew update
$ brew search mysql
$ brew install mysql
$ brew info mysql
$ mysql.server start

 Starting MySQL
 . SUCCESS! 

<補足>

  • homebrewの更新(例として実行しています)

  • MySQLを検索しインストールしています

  • インストールしたパッケージの情報を確認します

  • 例として)MySQLのサーバーを立ち上げ確認

とっても簡単ですね。インストール後に設定が必要だったりするので、個別に確認して進めて下さい。

MySQLをアンインストールする

$ brew list
 autoconf   git-secrets   imagemagick@6   libel…
 freetype  heroku   jpeg  little-cms2…
$ brew uninstall パッケージ名
$ brew list

<補足>

  • インストール済みパッケージの一覧表示

  • listで確認したパッケージをアンインストールします

  • パッケージがアンインストールされたか確認してます

基本的な動きはこれで十分ですが、実際には関連ファイルのバックアップは必要ないか?起動停止する必要がないか?確認してから実行して下さい。

updateとupgradeの違い

$ brew update
$ brew upgrade

「update」

  • Homebrew自体を最新版にする。

  • Homebrew内部で管理しているformulaを最新版にする。

「upgrade」

  • Homebrew内部で管理しているformulaを最新版にする。

  • 更新があるパッケージを再ビルドする。

  • 特定のformula名を指定して更新することができる

brew services list」(起動状況確認)の見方

brew services list」はパッケージツールの起動状況を確認するコマンドです。実行時の表示は以下の通りです。

$ brew services list
Name      Status  User   Plist
mysql@5.6 started ryouji /Users/ryouji/Library/LaunchAgents/homebrew.mxcl.mysql@5.6.plist

<補足>

  • 「Name」パッケージ名

  • 「Status」起動状況。「stated」なら起動しています

  • 「User」ユーザー名

  • 『Plist』プロパティリスト(参考サイト参照)

Homebrew関連の問題検出

$ brew doctor
Please note that these warnings are just used to help the Homebrew maintainers with debugging if you file an issue. If everything you use Homebrew for isworking fine: please  don't worry or file an issue; just ignore this. Thanks!
・・・
Warning: You have unlinked kegs in your Cellar.
Leaving kegs unlinked can lead to build-trouble and cause brews that depend on
those kegs to fail to run properly once built. Run `brew link` on these:
  imagemagick

Consider setting your PATH so that /usr/local/bin
occurs before /usr/bin. Here is a one-liner:
  echo 'export PATH="/usr/local/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
  git-receive-pack
  git-upload-archive
  git-cvsserver
  git-shell
  git-upload-pack
  git

こんな感じで問題がある箇所を検出してお知らせしてくれます。

homebrewの設定確認

$ brew --config
HOMEBREW_VERSION: 2.1.2
ORIGIN: https://github.com/Homebrew/brew
HEAD: 4025eadc2c3b9b71aa7029d7ddc6ede1cb88d482
….

Homebrewのバージョンを確認したりと、Homebrewに関わる設定を確認することができます。

パッケージのバージョンの切り替え

$ brew info パッケージ名
$ brew switch パッケージ名 バージョン

<補足>

  • brew infoで情報取得

  • brew switchでバージョン切り替え

キャッシュの掃除

バージョン更新した後の古いパッケージについて、Homebrewは自動で削除してくれない。使い続けると不要なパケージが溜まっていく。

clean upする事で古いパッケージを削除しディスク容量を空けることができます。

$ brew cleanup

他にもたくさんありますが、まずはこのあたりで。必要に応じて説明を増やしていきます。

参考ページ

homebrew公式

plist参考

最後に

普段何気に使っていたHomebrewでも、調べてみると、まだまだ勉強することはたくさんありますね。

関連ページ

Homebrewについて調べてみた